|
1 |
Jeykle&Hyde |
アニーの声の魅力がたっぷりと伝わってくる佳曲。
賛否両論あるようだが、私の大好きな曲だ。
アナログのアンプで聴いてた時、サビでメーターの針の振れ具合がぐんぐん上昇していた。突き抜け具合が爽快だ。この声があるだけで、もう最高になる。
リズムは、なんとベースラインがパンクっぽかった。。でも、このうねりが好きなのよね。
ヘヴィーめがお好きな人にはぜひ。 |
|
2 |
The Winter Tree |
この曲のキーワードである“Winter”が、そのままアルバム全体のイメージになっている。そう、雪に覆われる白のイメージ。そこにそびえ立つ1本のもみの木。
この曲でも味わえる湖水地方の大地の広がり感が好きだ。 |
|
3 |
Only Angel Have Wings |
シンフォニックで壮大なヨーロッパ的な広がりのある曲。
ボーカルはジョン・キャンプ。 |
|
4 |
Golden Key |
ピアノをフューチャーした、一番これまでの雰囲気を持った曲。
アニーの可憐で伸びやかな歌声は、何にも変えられない。アニーがボーカリストとして唯一無二の存在であることを強烈にアピールしている。
間奏も反復が多くてルネッサンス調だが、それでも最小限に留めている。
余韻を残すピアノのエンディングも秀逸。 |
|
5 |
Forever Changing |
珍しくドラマーのTerence Sullivanによる曲。
イントロの哀愁あるアコギがフォークロックで、ルネッサンスのもうひとつの魅力を伝えてくれる。
アニーの儚げで悲痛な低音が魅力。
エレキギターのゆったりしたソロが今までにないものだが、こうしたギター主体の曲はいい。 |
|
6 |
Secret Mission |
明るくダイナミックなイントロが、新しいルネッサンスの幕開けみたいだ。
が、歌メロがちょっとトーンダウンで惜しい。サウンドがもたついている。アニーの声でカバーされてはいるが。
決して悪くないが、もっとフェスティバルの始まりみたいにアップテンポで突き抜けてほしい。Northern
Lightsみたいに。 |
|
7 |
Kalynda(A Magical Isle) |
しっとりしたフォークロック。エレキギターによる誘導も効果的。
この歌詞だけがラブソングで、救われる思いがする。 |
|
8 |
The Discover |
もろプログレなインスト作品。
いろんな場面展開や変リズムがあって盛りだくさん。
エレキギターによるスパニッシュ風味な場面が好きなので、2倍あれば良かったな。
ピアノが入ると、途端に荒野から神殿に導かれたような格調高さが出るのがまたいい。 |
|
9 |
Friends |
ジョン・キャンプのリードベースが味わえる。
が、曲は中途半端。開放的というか、締りがないというか。
コーラスの分厚さが、その後のEnyaに影響を与えたかも。 |
|
10 |
The Flood At Lyons |
緊張感があって、華がある。曲の展開は感動的!
アニーの表現力は素晴らしい。
サビで雄大に流れる大河のように、しっかりした存在感を持ち、何にも影響されることなく、すべてのことを受け入れる許容力があるようだ。
リヨンの洪水という邦題で、あまりいい内容ではないが、むしろすべてのことを洗い流し、リセットされた上で新スタートする、“再生”を感じさせる。
勇気づけられる。 |